悪人列伝 近世篇 新装版
「野馬台詩」という予言書があったのをはじめて知った。 「ノストラダム」を持ち出すまでもなく、 未来の予言を後付でいろいろ解釈するのは、どこの国も昔から変わっていないのだなあ。
本巻では「足利義満」が良かった。 「太平記」の時代はやっぱり好きにはなれない。 「高師直」が代表されているが、それ以外もみんな私利私欲まみれ。
お墓の本題に入る前の「お盆の儀礼」の話のほうが面白かった。 個人的には”XXX家(先祖代々)のお墓"なんて要らない。
時代の背景が良く描かれていて面白い。 古事記、日本書紀に記述されていることと、 著者が推察したこととをはっきり区別して述べているのが また良いし、その推察に説得力があるのがなによりすごい。
「平将門」と「藤原純友」は昔から好きな悪人。 最後に記述されているこの二人の乱の意義にもなるほどと相槌を打った。
巻末のフランス革命史年表と人名索引だけでも充分購入した価値アリ。
まだフランス革命が過去の歴史になりきっていない時期に書かれた本。 この本の中では実に多くの登場人物がでてくるが、その中でもロラン夫人に興味をもった。 肖像画をみただけでももっと知りたくなってきた。
岩波新書の「日本近代史シリーズ」の第一巻。 ペリー来航時に、幕府がいかに善処したかが描かれている。 日本のために幕府の役人も懸命に頑張ったのだ。 また、明治の初年に大久保利通はじめ主だった閣僚が ヨーロッパ視察にいって、日本を長期にわたって空っぽに してもいいという判断をどのような根拠でなされたのか ちゃんと説明されていて良かった。 今まで腑に落ちなかったので。
今まであまり本人が触れてこなかった伏見工時代のエピソードなどが語られていて面白かった。 ビジネス書に分類されているようだが、やっぱりラグビー本として楽しめた。 ”「チームスポーツの個人化」が不足している日本”という主張はなるほどと思わせるものがある。